ケミカルピーリング
ケミカルピーリング(サリチルサン酸)について
ケミカルピーリングとは
皮膚に酸を用いて、皮膚表面の角質細胞の接着をゆるやかにし、角質層に蓄積されたごく薄い角質を除去する治療方法です。ニキビ、過剰皮脂、ニキビ痕、小じわ、くすみのある方に適応されます。
治療回数
個人差はありますが、通常1ヶ月おきに、3~5回の治療を目安に受けて頂きます。
治療前の注意
・直射日光、紫外線は極力避けてください。
・ピーリング治療1週間前からの顔面マッサージやゴマージュを避けてください。
・前日のパック、スクラブは避けてください。
・ハイドロキノン、トレチノインの処方を受けている場合、ピーリング治療2~3日前の使用は避けてください。
施術方法
①洗顔をします。お化粧、油分を完全に落としてください。
また、コンタクトレンズをされている方は、はずしてください。
②以下の処置はベッドに横たわった状態で行います。
ⅰ)ピーリング剤(サリチル酸)を塗布し、約5分間放置します。
ⅱ)氷水で湿らせたガーゼでふき取ります。
この時点で若干の痛みを感じることもあります。
ⅲ)水道水で丁寧にピリピリ感がとれるまで洗顔してもらいます。
ⅲ)冷水に浸したマスクで10~15分ほど冷やします。
③低刺激性化粧水(ポストピールローション)を塗布します。
施術後よりお化粧は可能です。
ケミカルピーリングを受けられた方へ
治療後の注意
・ピーリング後の発赤やほてり感は、数時間から場合によっては1日続く場合がありますが、低刺激性の化粧水等で水分補給を十分に行い鎮静させてください。
・2~3日間は乾燥したり、古くなった角質が剥げたり、ニキビの方は膿疱部分が破裂し、悪化したように見えますが、これは貯留していたものが排出される過程ですので、心配ありません。
・まれに一部薄いカサブタができる場合もありますが、無理にこすって取らないようにしてください。
治療後1週間のケア
・ピーリング後は感光性が高まり、必然的に日焼をしやすい環境下になっているため、術後1週間は直射日光を避け、外出時には必ず日焼け止めを塗布してください。
・アカスリ、パック、角質除去スポンジ、美容液、パーマ液、毛染めの使用を避けてください。
・肌をひっかいたり、強くこすったりしないでください。
・保湿成分の化粧水や乳液は使用可能です。
治療後1週間以降のケア
・直射日光はできるだけ避け、外出時には必ず日焼け止めを塗布してください。
・過度な喫煙、寝不足、栄養不足は治療の妨げになりますので、規則正しい日常生活を心がけてください。