ニキビ(自費治療を含む)
ニキビ治療にたいしては、アダパレン、過酸化ベンゾイルといった塗り薬が新しく日本で使用されるようになったことで、軽症から重症のニキビのコントロールが通常の保険治療で十分な効果が得られる様になっています。一方で、アダパレンや過酸化ベンゾイルといった塗り薬は、副反応として、乾燥感や赤みが強く出ることがあるため、塗り薬の刺激により、十分にその恩恵が得られていない人がいらっしゃるのも現実にあります。
ケミカルピーリングは、ニキビの原因となる毛穴のつまりをとり、肌の角質の状態を整え、ニキビができにくい肌に導きます。
炎症がおきた場合は、炎症をできるだけ早く改善することが大事です。膿疱といった中に膿みがたまった状態は、早期に圧出、排膿することでニキビあとを作らない上で、大切となります。
ニキビのスキンケアについては、洗顔は2回/日、ノンコメドジェニックな基礎化粧品が推奨されております。また、重要なこととしては、保湿、紫外線防御のサンスクリーンの塗布も大事です。
治療は、保険治療に加え、ケミカルピーリング、イオン導入を行います。また、アダパレンや過酸化ベンゾイルに対して効果が現れない方には、トレチノイン外用療法を行います。また、重度のにきびに対しては、イソトレチノイン内服治療を行います。ニキビの炎症による赤みにはフォトフェイシャルが期待できます。