メニュー

水虫・爪白癬

水虫・爪白癬の治療白癬菌(はくせんきん)が足の指や裏など皮膚の角質や皮下組織を侵食する事によって炎症などが起きる感染症です。一般には水虫(みずむし)という通称で呼ばれています。爪白癬は爪の先端から始まり、徐々に根元の方に拡大することが多く、その症状はいろいろあります。通常は見た目だけの問題ですが、爪が分厚くなると、靴にあたって痛くなったり、歩きにくくなったりすることもあります。また、爪そのものが白癬の感染源となりますので、治療が必要になります。

原因

白癬菌が皮膚に付着・感染することで起こります。皮膚が直接触れた場合だけでなく、家庭でスリッパやお風呂の足拭きマットを共有することで感染するケースも多く見られます。一方で、同居していても、感染しない人がいます。足指の間にすきまがない人が、感染しやすいともいわれており、足指の形態的な問題もありそうです。

症状

足白癬は、まず足の裏に小さな水膨れが生じます。水膨れが破れると皮が剥けたり、足の指の間の皮がむけたりして、白くふやけたりします。また、ヒビワレ、アカギレのように足の裏全体が硬くなったりすることもあります。この様な場合は、爪白癬を合併することもあり、治療が難しくなるため注意が必要です。

検査

白癬菌は皮膚の表面に存在する角質や毛、爪に寄生するので、白癬菌が寄生している部位をメスやハサミでとって、顕微鏡で観察します。白癬菌が見つかれば白癬で、見つからなければ白癬ではありません。

治療法

皮膚の角質に感染した白癬は、抗真菌薬作用のある塗り薬をきちんとつければ良くなります。しかし角質がかなり厚くなっている角質増殖型とよばれる病型や、白癬菌が髪の毛や爪に寄生している場合は、飲み薬を飲まないと治りません。

体部白癬や股部白癬は塗り薬を2週間程度つけ続ければ治ります。しかし足白癬では、自覚症状がない場合も含め、指の間から足の裏全体に、最低4週間は毎日治療を続けないと治りません。

治療上の注意点

水虫の塗り薬(特に市販薬)でかぶれることはよくありますが。それはジュクジュクしていたり。皮膚が剥がれたり、皮膚が切れているような場所に塗り薬をつけた場合です。水虫の薬をつけても良くならない場合は足白癬ではない可能性が高いのですが、水虫の薬でひどくなった場合は、水虫の薬でかぶれたと考えた方がよいです。

飲み薬は全ての白癬に有効ですが、副作用や他の薬剤との飲み合わせの問題があり注意が必要です。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME