フラクショナルレーザー
炭酸ガスフラクショナルレーザー治療について
瘢痕(きずあと)やニキビ痕が治療の適応になります。
皮膚を面状に蒸散及び剥離するのではなく、極めて小さなスポットサイズで、炭酸ガスレーザーを皮膚へ剣山状に照射し、微細な穴を開けていきます。皮膚に微細な損傷を起こすと、 そこから創傷治癒反応(きずを治す反応で、血管新生や種々のサイトカインの放出、コラーゲン造成が起こります。)が起こり、皮膚の再生が促進されます。
その生体反応を利用した、瘢痕(きずあと)及びニキビ痕治療です。
照射部位の周辺には健常組織が橋渡し状態で残っています。これによって、傷の治りも非常に早くなり、副作用(赤みや瘢痕化等)のリスクも大幅に軽減し、安全で効果的な炭酸ガスフラクショナルレーザー治療が可能となります。
瘢痕、ニキビ痕治療
瘢痕、ニキビ痕については、症状に応じて、照射方法及び照射密度、出力を選択致します。
治療間隔は4~6カ月毎、治療回数は3~5回程度、要する事が大半です。
治療の流れ
(範囲により変動)
3. 氷ガーゼにて冷却、沈静
(90分程度、ひりひりした熱感が残ります)
4. 当日は、ステロイド軟膏を塗布し、創傷被覆材(ガーゼ)を貼って帰宅。
5. 翌日からガーゼを外し、洗顔・メイク可能。
6. 術後5~7日で瘡蓋が剥がれ落ちます。
副作用について
炭酸ガスレーザーによるフラクショナルレーザー治療は、他のフラクショナルレーザー治療(非蒸散型・凝固のみ)と比べ 、1回の治療効果を期待できますが、術後の色素沈着の発生率は、若干高くなります。
通常、遮光(日焼け止め)と美白剤の外用にて3~6カ月程度で消退します。
(※色素沈着の起こる確率、程度には非常に個人差があります)
治療費用について
照射面積により異なります。1cm2あたり、5500円(税込み)となっております。