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イボの治療

イボの治療イボは皮膚から盛り上がっている小さなできものを指す俗語です。ここでは、主にウイルス感染が原因で発症するイボについて紹介します。

当院では液体窒素による冷凍凝固法による治療を行っています。

原因

ヒトパピローマウイルスが小さな傷を通して皮膚や粘膜表面から入り込んで、細胞に感染してイボをつくります。外傷を受けることが多い手足や外陰部に、あるいはアトピー性皮膚炎の子供などの肘、膝裏にできやすいです。

症状

足底、足趾、手掌、手指などに、盛り上がりのあるしこりが、数カ所同時に発生することが多いです。皮膚や粘膜に小さい傷ができてたり、免疫力が低下してい たりすると、他の部位にうつる可能性がありますので、早期に診断、治療が必要になります。

治療

治療は主に液体窒素を用いた冷凍凝固法を行います。

マイナス196°Cの液体窒素でイボを凍結させることで、感染した皮膚ごと壊死させて剥がします。何度か繰り返すことで、ウイルスを排除する免疫が働き、正常な皮膚になります。多くの場合で一回の治療で治癒することはなく、何回か繰り返して行うことが普通だと思っていただければと思います。

冷凍凝固法を行った翌日に、水ぶくれや血豆になることがありますが、大きな問題はありません。

その他イボを伴う疾患

以下が、イボができる皮膚疾患の一例です。

みずいぼ(伝染性軟属腫)

軟属腫ウイルスによるウイルス感染症で、お子様に多くみられます。みずいぼは表面がツルツルして、みずみずしい光沢のある直径数mmから5mmの小さな皮膚の盛り上がりで、典型的なものは中央におへその様なくぼみが出来ます。

みずいぼの治療

多くは、その数が増えるため、専用のピンセットで一つずつ摘除します。ただ、痛みや精神的苦痛を強いることになり、自然に治ることも多い病気であるため、放置することも考えられますが、放置することで引っ掻いたりして湿疹がひどくなったり、とびひになったり、もちろん他の子供にうつすしてしまう可能性もあります。病気の状態を十分に把握し、保護者と十分に相談の上に治療方針を決定する必要があります。痛みが強い場合は、事前に局所麻酔のテープを貼ることもあります。

老人性イボ(老人性疣贅)

加齢に伴って発症する良性の腫瘍で、高齢者に多く見られます。色は、薄茶色から黒色まで様々で、顔や体、手など、手のひらや足の裏以外の全身のどこにでもできます。

老人性イボの治療

良性腫瘍のため、邪魔にならない限りは放置して良いものがほとんどですが、なかには、皮膚がんや、その前段階の者との鑑別が紛らわしい場合があり、摘出術を勧める場合があります。

 

アクロコルドン・スキンタッグ(首のイボ)

主に首やわきに中高年期にできるイボは、主に線維腫と言われる皮膚の良性腫瘍です。放っておいても悪性変化はみられませんが、見た目や触った感触が気になる場合は治療の対象となります。

アクロコルドンの治療

治療法は、小さなハサミによる切除や、液体窒素による凍結療法、C O 2レーザーによる焼灼です。

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