毛穴のひらき
毛穴が開いて大きく見えると、皮膚表面が粗く見えたり、化粧のりが悪いことから、肌の悩みの一つとなっています。毛穴が開いて大きく見える部分には、角化物が貯留して黒く角栓が確認できる状態になっていることがあります。
成因
毛穴の開きには、皮脂分泌量の増加、毛包周囲の弾性力の低下、毛包内容量の増加の3つが関与しているとされています。皮脂分泌量と毛孔開口部の面積は相関関係にあります。また、女性の場合は性周期による毛孔開口部面積の変動が報告されています。皮膚の弾性力の低下と毛孔開口部の面積が相関していることから、中年以降では皮膚のゆるみが毛穴の開きに影響していると考えられています。
治療
皮脂分泌量の増加だけでなく毛包周囲の皮膚の男性の低下が要因となるため、皮脂分泌量の制御に加え、皮膚の弾性を改善することが重要となります。
治療には、フォトフェイシャル、ケミカルピーリング、イオン導入、トレチノイン外用治療や程度によってはフラクショナルレーザー治療が行われます。